2015年5月16日土曜日

France 2015/03 その18 空港編(CDG Star Alliance First class Lounge)

スターアライアンス ファーストクラス ラウンジ(シャルル・ド・ゴール空港 ターミナル1) 

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 日本への帰国の際には、シャルル・ド・ゴール空港 ターミナル1の『スターアライアンス ファーストクラス ラウンジ』を利用することができました。

 こちらは、スターアライアンス運営のラウンジです。利用資格はファーストクラス利用者+同伴者のみで、ダイアモンドメンバであっても、他クラス利用の場合は、『ビジネスクラスラウンジ』の利用になってしまいます。

 

場所

 ターミナル1の出国検査を抜け、円形の外周方向に向かうと、エレベータがあります。これで、ラウンジに向かいます。エレベータで一つ上がると、エールフランスのラウンジ、もう一つ上がるとスターアライアンスのラウンジです。

 

 エレベータを降りると、通用口っぽい質素な廊下にでます。

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 先ほどの通路をまっすぐ進み、突き当たりの扉の前で左を見ると、ラウンジの入り口になります。ラウンジの入り口にはカウンタがあり、搭乗券を見せると、ラウンジに入ることができました。

 カウンタの横には、『ファーストクラス ラウンジ』の入り口、右奥には下の階の『ビジネスクラス ラウンジ』に降りる階段があります。

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設備

 『ファーストクラス ラウンジ』の室内です。シンガポールの『Silver Kris Lounge』に劣らない高級感です。利用資格の制限がきついせいか、私の他にはもう1人ぐらいしか、客はいませんでした。

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シャワールーム

 受付のカウンタで、シャワーを使いたいというと、搭乗券を預ける代わりに、シャワールームの鍵を貸してもらえます。シャワールームは、『ビジネスクラス ラウンジ』と共用のようで、下の階にあります。

 室内は綺麗でした。アメニティは、「バスタオル」と「ボディソープ」だけでした。備え付けの壁掛け式のドライヤーがありますが、風量が弱く、髪を乾かすのに苦労しました。

 また、床がフラットで、シャワーの水が、一部、廊下に漏れてしまうアクシデントがありました。

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食事

 ハムやチーズ、サーモンなど。見た目も美しいのですが、素材が良いのか、どれもとても美味しかったです。

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 パンだけではなく、カップ麺も。

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 ホットミール。このキッシュもふわっふわで、初めてキッシュで美味しいと感じました。

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 ドリンクや、スナック類。シャンパンもちゃんとあります。が、どうせ機内で飲むので、ここは我慢か。。。

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その他

 ノンアルコールで食事を楽しんでいたら、スタッフの方がどうぞと。『MONOPOLE HEIDSIECK』のブルートップ。サービスは快く受けるのがモットーなので、結局、搭乗前から飲んでしまいました。

 また、飲むペースを見ながら、継ぎ足しに来てくれるなど、素晴らしいサービスでした。

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 料理もサービスも素晴らしく、とても印象に残ったラウンジでした。室内も明るく高級感があり、私としては、こちらが、これまでの中で一番かなと感じました。(シャワールームを除く)

 おかげさまで搭乗までの時間を、優雅に過ごすことができました。

 

 つづく。

2015年5月14日木曜日

France 2015/03 その17 移動編(les cars / CDG空港-Paris)

les Cars (シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への移動)

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 シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への移動手段としては、電車(PER B)、タクシー、空港バスなどがあります。しかし、PERは、フランスの日本人大使館にもはっきり「危険」と書かれています。

 そこで、今回は、エールフランス運行の空港バスである『les cars』の路線#2を利用してみました。

 

行き先

 『les cars』は4つの路線があり、そのうちの#2と#4の2つの路線が、パリ市内とシャルル・ド・ゴール空港を結んでいます。

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路線#2 CDG空港 〜 ポルト・マイヨ駅(Porte Maillot) 〜 エトワール凱旋門(Étoile)

 #2 は、空港から『ポルト・マイヨ駅(Porte Maillot)』と『エトワール凱旋門(Étoile)/シャンゼリゼ(Champs-Élysées)』の間を、1時間ほどで結んでいます。運行間隔は、30分間隔です。

 料金は、大人片道17EUR、往復29EURでした。11歳以下の子供はその半額です。

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路線#4 CDG空港 〜 リヨン駅(Gare de Lyon) 〜 モンパルナス駅(Gare Montparnasse)

 #4 は、空港から『リヨン駅(Gare de Lyon)』と『モンパルナス駅(Gare Montparnasse)』の間を、1時間15分ほどで結んでいます。運転間隔は、30分間隔です。

 料金は、大人片道17.50EUR、往復30EURでした。11歳以下の子供はその約半額です。

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チケットの購入方法

 空港には、チケットの自動販売機がありました。英語表示への変更可能で、クレジットカードでの支払いが可能です。 パリ市内では、バスの運転手の方に支払いをするようです。

 

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乗車方法

 空港のターミナルには、バスの待合室があります。ここには、チケットの販売機もあります。

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 待合室から外に出ると、バス停になっています。

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 パリ市内から乗る場合は、『les cars』専用のバス停から乗車します。乗車場の位置についての詳しい情報は、『les cars』の公式サイトからダウンロードできるPDFに記載があります。

 トップページで路線を選択し、遷移先のページの右上にあるアイコンをクリックすると、PDFファイルをダウンロードしてください。

名称未設定

 

 

 『les car』の車内は綺麗で、安心して市内と空港を移動することができました。

 空港からパリ市内への移動には、オススメです。

 

 つづく。

2015年5月10日日曜日

France 2015/03 その16 宿泊編(Hyatt Regency Paris-CDG)

ハイアット リージェンシー パリ - シャルル・ド・ゴール (リージェンシークラブ・キング)

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 帰国前日も、シャルル・ド・ゴール空港近くに1泊しました。前回の差分情報のみ記載します。

 ホテルについては前回の宿泊の記事を、ホテルまでの交通手段はこちらの記事を御覧ください。

 

室内

 Regency Clubのキングです。室内の設備/広さは、前回のデラックスとあまり違いはないようです。アメニティも同じでした。

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ラウンジ

 Regency Clubのラウンジは2階建になっており、Regency Clubの客室からアクセスできます。

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 ラウンジには、スナック類とコーヒーやワインなどの飲み物が用意されていました。

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 スパークリングワイン。

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食事

 朝食時にラウンジに行ってみたところ、パン(クロワッサンとチョコ・クロワッサン)が用意されていました。飲み物もコーヒーメーカで用意することができます。

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 パンの奥にあるパネルには、メインダイニングの『Apollo Restaurant』でアメリカン・ブレックファーストを取ることができるので、そちらへどうぞとの案内がありました。

 Apollo Restaurantの朝食については、以前の記事を御覧ください。

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その他

 隣の部屋の家族がうるさいというトラブルがあったのですが、 フロントのスタッフに訴えたところ、別室を用意してくれました。

 ホテル側の責任ではありませんが、真摯にかつ丁寧に、フォローしてくださったので大変助かりました。

 

 

 つづく。

2015年5月9日土曜日

France 2015/03 その15 観光編(Musée de l'Air et de l'Espace)

ル・ブルージェ航空宇宙博物館

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 『ル・ブルージェ航空宇宙博物館』は、ル・ブルージェ空港(LBG)に隣接した博物館です。

 入り口は、二階建ての小さな建物に見えるのですが、左右に巨大な格納庫が広がり、さらに奥に格納庫や屋外展示もあるという充実っぷりでした。

 

場所

 パリ市内とシャルル・ド・ゴール空港の中間に位置しています。交通手段はバスやタクシーしかありません。

 今回は、シャルル・ド・ゴールから、タクシーで向かいました。往路35EUR(渋滞にはまった)、帰路25EURでした。

 

 なお、日本語の表記だと、『ル・ブルジェ』と目にしていたのですが、現地の方の発音は、『ル・ブルージェ』と伸ばしていたので、タクシー等で行き先を告げる時は、気をつけたほうが良さそうです。 

  

館内

 館内の見学は無料です。 しかし、コンコルドやB747、DAKOTA、Super Frelonの”機内"に入るためには、8EURのチケット購入が必要です。支払いは、現金のほか、カードでOKでした。

 ただ、残念ながら私が訪れた時には、『C-47 DAKOTA』や『SA 321 Super Frelon』の展示場は、工事で閉鎖されていました。(それでもチケットの金額は変わらず。。。)

 

 受付でいただいた館内マップです。

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Concorde / コンコルド

 パリには、4機のコンコルドが展示されています。そのうち、2機がこちらの博物館に保管されていました。(ちなみに、もう2機は、シャルル・ド・ゴール空港と、オルリー空港です。シャルル・ド・ゴールの機体はこちら。)

 昨年お訪れた米国のスミソニアン博物館と合わせて、実物を見ることができたのはこれで4機となりました。 


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 B.A.C-Sub Aviation

 Concorde Prototype 001 / F-WTSS

 

 コンコルドのプロトタイプ。

 機内は検査機材のみで、客席は取り付けられていませんでした。 


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 Aérospatiale-BAe

 Concorde Sierra Delta 213 / F-BTSD

 

 量産型13号機。 

 こちらは、AirFrance便として活躍した機体のため、ちゃんと客席が備え付けられています。機内は狭いです。B737の機体のほうが広い気がします。

 ちなみに、2機は前方のハッチで連結され、続けて見学できるようになっていました。


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 写真を整理していて気がついたのですが、同じコンコルドでもコクピットの様子には、違いがありました。プロトタイプでは大きな円形状の計器があり、窓は小さく視界も悪そうです。

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 コンコルドは本当にかっこいいですよね。ほっそりとなめらかな機体と、ギアやエンジンのメカメカしさがたまりません。一度、乗ってみたかったなと思います。

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Boeing 747 / ボーイング747

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Boeing

 747-128 / F-BPVJ

 

 屋外展示のB741。


 内部は内装が取り外され、骨格をみることができます。 床というより、はしごのような鉄柱です。シートは、足をその鉄柱に、”ちょこん”と乗せられているだけに見えます。

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 展示用に取り付けられた階段で、貨物室に降りることができます。航空機用のコンテナLD-3の一部が置かれています。下部が斜めに切り取られているような形状をしていますが、機体のカーブに合わせられていることがわかります。  

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最前部はファーストクラスのシート。階段を上がった2Fの客室は、ファースト用のラウンジになっていました。

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2F前方はコクピット。機長、副機長席のほか、航空機関士席があります。

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その他の展示物

 その他、館内外では、多数の民間機・軍用機・宇宙機が展示されていました。とても、ブログの1記事中には収めることができない量なので、別ページを用意しようと思ってます。

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 スミソニアン博物館と比べて、やはりヨーロッパの航空宇宙関係の展示が多いのが特長です。また、コンコルドやB747のように、1機丸ごと保存された機体を、中に入って実際にみることができるのは、このル・ブルージェならではです。

 展示物の物量ならスミソニアン、体験はル・ブルージェかなと、個人的には感じました。

 

 時間の都合で、約1時間ほどの見学になってしまったのと、天気が悪く屋外の展示物をじっくりみることができなかったのが、とても残念でしたが”濃い"時間を過ごすことができました。

 

 

 つづく。

France 2015/03 その14 空港編(BAGAGES DU MONDE / Accès N°1)

シャルル・ゴ・ゴール空港の便利なサービス (手荷物預かり所 / 優先レーン)

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 シャルル・ ド・ゴール空港で利用した2つのサービスをご紹介します。

 『BAGAGES DU MONDE』は、ターミナル2内にある手荷物のお預かりサービスです。

 また、『Accès N°1』は、出国審査やセキュリティチェック時の優先レーンです。

 

BAGAGES DU MONDE (手荷物預かり所)

 『BAGAGES DU MONDE』は、有料の手荷物預かり所です。ターミナルの一般フロアにあり誰でも利用可能です。

 今回は、日本への出発便が夕方だったので、午前中はパリ観光に行きました。その際に問題になるのが、スーツケースです。チェックイン手続きの開始時間は、出発時間の3時間前からだったので、先に預け入れることができません。

 スーツケースを持っての観光は、快適性の面でも安全性の面でも避けたいですし、ホテルに預けると取りに戻る時間がロスになるので、有料でも預かっていただく価値はあると思います。

 私の場合、 スーツケースと機内持ち込み荷物を、朝の9時から15時まで預かっていただいて14EURでした。

 

 預かり所の外観。オレンジで目立ちます。

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 ターミナル2Dと2Fをつなぐビルの中にあります。SNCFやPERの駅(レベル1-2)の直上レベル4に位置し、さらにその上(レベル5)にはホテルのシャトルバスなどのバス停がある便利な場所です。

 隣のスペースはインフォメーションセンタ、反対側にはシェラトンがあります。


 入り口はロープで区切られており、左側が預け入れの列、右側が受け取りの列になります。中には、空港のチェックインカウンタの様な受付が2つあります。

 

 預け入れの際は、パスポートを提示し利用時間伝えます。支払いは現金とカードが使えます。ただしAmexはダメでした。荷物は重量計とX線検査機でチェックされます。重さは35Kgまでとの記載がありました。大きさについては、明記はされていませんでした。その後、A4サイズの預かり証を発行してくれます。その際に電話番号を求められます。

 

 受け取り時は、預かり証を提示して、奥のコンベアーから出してもらいます。

 営業時間は、06:00-21:30です。


  預ける荷物の個数と、預ける時間によって料金の額が決まります。 許可をいただいて、カウンターの上にあった価格表を撮影させていただきました。

 縦は手荷物の個数で、横の『n à n H』は預ける時間です。 『0 à 6 H』であれば『0〜6時間』になります。

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 こちらのサービスも係りの人はフレンドリーな感じで、安心してサービスを利用することができました。

 

 

Accès N°1 (出国検査 / 手荷物検査 優先レーン)

 シャルル・ド・ゴール空港では(でも)、やはり、出国検査や手荷物検査には長蛇の列になります。しかし、ビジネス以上のクラスの利用者は、『Accès N°1』と呼ばれる優先レーンを利用することができます。

 

 出国検査時の列。60人ぐらいが並んでいました。

 右側に、バーコード読み取り装置を備えたゲートがあります。搭乗券のバーコードをかざすとゲートが開きます。そのままレーンを進んでいくと、誰も並んでいない列の最前列に出ます。すると、すぐに出国審査官から呼ばれます。

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 セキュリティチェックの列。こちらも、バーコードをかざすとゲートが開きます。

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 進んでいくと、普通レーンの方が並んでいる(X線読み取り装置が1台しか稼動していなかった)列にぶつかりました。

 さすがに、そのまま割り込むのは感じが悪いので、係りの人に「どうしたらいいの?」と聞いてみると、係りの人が丁寧に後ろの人に説明をしてくれた上で、「ここに加わって」と入れてくださいました。

 

 

 つづく。

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