2014年10月8日水曜日

Washington.D.C. 2014/09 その8 フライト編(NH001 IAD-NRT ファーストクラス)

今回は、いよいよこの旅の目的、帰国便編です。

一応、Washington.D.C. 編は、これで最後にしたいと考えてます。

SIMカードの使い勝手や、Washington.D.C.での移動、その他の観光地やショッピングセンタの話は、機会があれば、またということで。

ダレス国際空港からの成田便は、NH001、栄光の第一便です。今回は片道6万マイルを費やし、ファーストクラスにしてみました。しかも、1Aで、1尽くしです。







3夜を過ごした、Park Hyatt Washigton を、9時前にチェックアウトしました。

「3泊ですね。ディナーの記録があります。朝食のチャージは、ご考慮不要です。お支払いはデポのカードで良いですね。領収書はプリントとメールどちらかよろしいですか?アドレスはxxですね。」と、全てYesと答えるだけでの気の利いたスムーズな対応でした。

誤ってルームチャージしてしまった本来無料の朝食まで、察して、処理してくれました。

こう言う、スマートなサービスを受けると、とても気持ちよいですね。

日曜の朝ということもあり、ホテルから空港までは、タクシーで30分ほど。$80でした。

せっかくの機会、ここでケチらず、旅の時間を最後まで優雅に過ごしたかったので。


空港のチェックインカウンターに向かうと、手続き開始前なので、列ができていました。

エコノミー、ビジネス、ファーストと分かれているレーンで、ガラカラのファーストクラスのレーンへ。

すぐさま、係りの方が2名いらっしゃって、手続きをしてくださいました。

心なしか、いつもより係りの方が緊張しているような。。。

アメリカなので出国検査はなく、セキュリティチェックだけでした。セキュリティチェックには、優先レーンはないようでした。


ラウンジは、LH、Lufthansa のセネターラウンジへ。写真の扉を入ると、二手に分かれて、階段を降りた階下がビジネス、同一階がセネターのようでした。

ラウンジ内は、フルーツやチーズなどがメインで、ホットミールはありませんでした。

ハムとかは、美味しかったです。

セネターは、一応、ファーストクラス向けのようですが、スターアライアンスゴールドも利用できるようで、何人か日本の方がいました。

事前の空席状況から、ファースト客は、私を含め3名だったので、『どなたが一緒だろうか』などと考えてますいたら、登場時間になりました。


搭乗口は、まだ、人もまばらでしたが、間もなくして、搭乗の列形成が始まりました。

ファースト&ダイアの列が6名程度、ビジネスが20名程度だったかと思います。

ちなみに、会社へのお土産を探して、ターミナルの全てのお店を覗いてみましたがお菓子のお土産は、ほとんどありませんでした。

あったとしても、観光地や国旗の箱に詰められた、ベタなものだけです。

逆に、NAVY SEALs キャップやNICS Tシャツとかは、いっぱい売っていたんですよね。。。










搭乗すると、客室乗務員の方から、まずご挨拶が。ジャケットを預かりいただきます。

席の壁面が開き、クローゼットが。

そして、『お着替えになりますか?』と。

『へ?はい。』と答えると、トイレに案内され、機内着を渡されました。そして着替えて出ると、シャツとズボンがどこかへ持っていかれました。(汗

ここに至るまで、流れるようなスムーズなご案内で、正直、なされるがままでした。。。

ちなみに、リラックスできる服装だと、飛行中は、非常に楽でした。グッスリ眠ることができましたね。



最新のFIRST CLASS SQUARE シートの機材でした。

シート内です。というか、外観の写真を撮り忘れました。。ANAのサイトみてください。


椅子に腰掛けると、オットマンまで足が届きません。それぐらい前後に余裕があります。

オットマン下のスペースには、40x55x20のRIMOWA SALSA(837.52)を、横に納めてもまだ左右に余裕があります。

モニタは何と24インチ。

前方に写っている取っ手を引くと、24インチモニタより幅の広いテーブルが出てきます。







前後に、余裕を持ったスペースが確保されているため、席に座った状態だと、外を見ても、隣の席の方は見えないようになってます。

非常に考えられたスペース設計になっています。

考えられたといえば、小物入れにも感心しました。

写真の右端中央は、メガネや小物を入れておくことができるスペースになってます。

左側の壁には、機内で頂けるペットボトルを収納する扉付きスペースがあり、飛行中の揺れにも安心です。

また、電源コンセントとUSB口のそばに、ヘッドフォンなどを入れるスペースが設けられています。扉の下に隙間があることで、充電ケーブルを挿したスマホを格納することができます。

ビジネスクラスの席だと、モニタ下部に、USB口が付いているので、充電中は、目立つ場所にスマホを置かざるをえず不安でしたが、これなら安心でした。


席には、かなりしっかりしたノイズキャンセリングのヘッドホンが付いてきます。

SONY MDR-10RNC と記載がありました。

ただ、この帰国便は、いろいろ快適すぎて、音が気にならなかったということもあり、彼の出番はありませんでした。

気にならなかったというよりも、この空間にいると、ジェットエンジンの音も心地良く感じられれたのが、不思議でした。









ちなみに、席に着いてからずっと、シートを倒すボタン類が見当たらず、焦っていたのですが、この何気ないスペース、、

タッチパネルでしたー(汗  

自分は、技術的な仕掛けが好きだし理解があると思ってたのに、びっくりさせられたのは、歳をとったからでしょうか。。。。


水平飛行に移ると、飲み物のオーダーを聞きに来て頂けます。

その際に出されるメニューも、しっかりとしたバインダーに挟まれたものでした。

シャンパンだけでも2銘柄、赤白で4銘柄づつ、日本酒や焼酎は8銘柄と、その他、ビールソフトドリンク、カクテルと、どれだけあるんですかここ。。と、唖然としました。





食事は和・洋から。短い旅行だったので、別に和食が恋しくなったわけではないのですが、何となく、和食の方が美味しそうなオーラが、メニューから出ています。

でも、洋食のキャビアが、、、(´・_・`)とか、思っていると、『和食にもキャビアお出しできますよ』と。

オネーサン、エスパーですか?と思いつつ、勧められるがままに、お願いしました。飲み物は、クリュッグ グラン・キュヴェで。

着替もそうですが、至る所で、こちらから要望を口にする前に、XXはいかがでしょう?と、来るスムーズなサービスに、降機までずっと、感心させられ続けられました。

また、後でお話ししてみると、この方はほぼ同い年とわかり、その後は、最後まで気さくに接して頂けて、リラックスして過ごすことができました。

で、お食事です。

アミューズ

先附け 烏賊雲丹和え
前菜  ほたる烏賊沖漬け 鶏松風 アスパラガス生ハム巻き 萩真丈 焼き栗 銀杏 紅葉赤ピーマン

お椀 甘 あまだい 鯛昆布

お造り サーモンの炙り菊菜巻き 小はだ 帆立貝の炙り


炊き合わせ 鰊 にしん 甘露煮
酢の物 鴨のロース ト 胡麻ポン酢
主菜 銀 ぎんだら 鱈西京焼き


食事はどれも素晴らしく、ちょっとその辺では味わうことができ内容な、上品な味でした。
機内食というよりも、これを出してくれるお店なら、お金を出しても食べに行きたいと思わされてしまいました。

シャンパンのグラスがからになると、すかさず注がれてしまい、えっ何なのわんこKRUGなの?!状態でした。幸せ。


食事の後は、ヨガマット並みにしっかりしたベッドパッドを持って来ていただき、ベッドメイクをしてくださいます。こんな事まで、自分でやらなくていいんですね。

特に枕が普段使っているものよりもあっていたのか、非常に快適で、自宅やホテルよりも、グッスリ眠ることができました。

これは良いですねとお話ししたら、『販売しているのですが、びっくりするぐらいのお値段なんですよ。。』と言われました。

帰宅後調べてましたが、掛け布団、パッド、枕で、一式で8万でした。いや、枕だけで良いのですが。。

到着直前のお食事はラーメンにしました。

帰国便は、味噌ラーメンでした。
何気に、チーズが付いてきたのですが、これは、CAさんのアレンジだったのでしょうか。。。











何から何まで感心しているうちに、楽しい時間は過ぎ去り、あっという間に到着です。

正直、乗る前までは、Cで十分じゃない?Fって何があるの?と思ってました。でも、今回明らかな違いを理解することができました。

Cは移動の苦痛をかなり軽減してくれるものの、やはり、長時間の移動そのものであって、それによるストレスや不便さを感じる部分がありました。なので、移動しないで、家でゴロゴロしてる方が、やはりリラックス出来るし、楽なのだと思います。

Fでは、よくできたシートやマット、寝巻きなどの寝具のおかげで、高級ホテルや慣れた家の枕で寝るか、それ以上にリラックスして眠ることができました。

また、料理については、YCFについて、美味しくはない<機内食としては美味しい<料理として本当に美味しい。という印象を受けました。

と、いうことで、Fは「移動そのものを、喜びにしてくれる」感じです。

CAの方々が何度も、「ご自宅の様にお寛ぎください」と口にするのですが、そもそも移動中であり自宅でもないので難しいところです。そんなマイナスからのスタートを、サービスの力で、プラスに変えてくれる、そんな感じなのでしょうか。

飛行中は、何度も寝たり起きたりしますが、起きたらすぐさま、おしぼりと飲み物の確認がきます。また、気がつかないうちに、脱いだスリッパが整えられてたりもします。快適性が何処からくるのかと言えば、そんな手間暇のかけ方なのかなと思いました。

色々と感心させられたフライトで、旅の最後を締めくくることができました。

終わり。

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