SNCF TGVの乗り方について
前回(その5)では、パリからスペインに近いカルカソンヌまで、TGVで移動しました。
そこで、SNCF(フランス国営鉄道)の乗り方を、私の知っている範囲でまとめておきたいと思います。
チケットの購入方法 (インターネット)
チケットは、窓口、駅の券売機のほか、インターネット上のSNCF公式予約サイト(http://www.voyages-sncf.com/)や、代理店のサイトで購入することができます。
今回、私は『レイルヨーロッパ(http://www.raileurope-japan.com)』でチケットを購入しました。こちらは、日本語での購入が可能です。また、¥1500の手数料が計上されていました。こちらを選んだのは、単純に、検索エンジンでヒットしたためです。というか、サイトSNCFの公式サイトの存在を知りませんでした。。。
なお、SNCFのサイトは、フランス語や英語に対応していますが、日本語には対応していません。
予約後は、チケットを下記の方法で入手可能です。
- 駅の券売機または窓口で受け取る (SNCF公式予約サイトの場合)
- eTicketをPDFでダウンロードして、自分で印刷する
- 郵送してもらう (代理店サイトの場合)
私はeTicketを選択し印刷をした上で、旅行に出かけました。予約サイトでチケットを購入する際に、チケットのデリバリ方法を問われるので、『print at home』を選択すればOKです。
eTicketのイメージです。右上には予約情報(列車番号、日時、指定席の情報)が記載されており、右下には車内検札時に提示するバーコードが記載されています。こちらを、『A4』用紙に印刷するようにとの指定がありました。
右上の予約情報です。乗り継ぎをしましたが、2区間とも記載されています。赤字で、日本語で意味を記載してみました。
eTicketの場合は、「チケットに名前の記載がある本人のみ有効。要求された場合は、顔写真付きのIDを提示すること」の但し書きがあります。実際に、検札時にIDを要求されることはありませんでした。
チケットの購入方法 (券売機)
駅の券売機でチケットを購入して、普通列車にも乗ってみました。
駅の券売機は、ATMのような形をした黄色い機械です。
クレジットカードや現金でチケットを購入できるほか、公式予約サイトで購入したチケットを、受け取ることができるそうです。(と、SNCFのサイトに記載されていました。実際に試してはいませんのでご注意ください。)
駅の券売機で購入したチケットは、飛行機の搭乗券のような大きさです。記載されている内容は、eTicketの物と変わりはありません(下記の写真は、普通列車のため指定席情報は記載されていません)。
赤枠内については、駅舎からホームに行く際に、ある操作で印字されます。後ほどご説明します。
駅舎にて
CDG駅の待合室(というかフロア)の電光掲示板です。
8:13頃になり(画面右下の時刻表示参照)ようやく、私の乗る8:31出発のTGV5110が、「4S」、つまり、4番線南寄りに到着することが表示されました。
TGV5110とTGV9810はこの駅で連結されるマルセイユに向かいます。南北に伸びるホームのそれぞれ、南と北側のどちら寄りに停車するかが、「4S」または「4N」と表示されます。します。
この表示を合図に、乗客はホームに移動していきます。
こちらは、別の駅の掲示板。表記方法は異なりますが、同じような内容が記載されています。
駅の窓口や券売機等で購入したチケットについては、駅舎からホームに出る前に、タイムレコーダーのような機械(下部のグレーの部分)に差し込む必要があります。そうすると、前述のチケットの赤枠の情報が印刷されます。
検札時にここの印字がないことが見つかると罰金だそうです。なお、eTicketの場合は、この印字は不要です。(というか、機械に入りません)
ホームにて
ホームでは、自分の乗る車両がどの辺りに停まるのか、電光掲示板で確認します。
今回、私の乗った2号車は、「D」のあたりに停まるようです。「D」のアルファベットが書かれた位置に、移動します。
他の駅の電光掲示板。
乗車
車両が来ると号車を確認します。車両には大きく、「1」とか「2」とかペイントされている場合があるのですが、それは、「1等車」「2等車」の意味だったりするので注意が必要です。
号車は、乗車口の脇に電子表示または紙で表示されています。
乗車口の天井には、座席番号が1F か 2Fかの案内があります。
座席番号は、右上の赤丸のあたりにあります。座席番号は「1A、2B」のような組み合わせではなく、単純に数字だけです。
写真の立っている男性が車掌さんのようで、バーコードリーダーを片手に、車内検札にやって来ます。チケットのバーコードを提示すれば、それを読み取ってあっさりと終わります。
食事
長距離列車の場合は、ビュッフェ車両が連結されている場合があります。
エスプレッソが2.5EUR、サンドイッチが4.5EUR程度でした。
つづく。
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