バリ伝統舞踊『ケチャ』
グランドハイアット バリには、伝統舞踊『ケチャ』を見ながら食事が取れるレストラン『Pasar Senggol』がありました。
私が中〜高校生ぐらいの頃、本で読んだことがあったのですが、何十年も経って、ようやく見ることができてちょっと感激でした。(観劇だけに)
通常は、屋外のレストランのようなのですが、残念ながら天気に恵まれず、屋内のホールでの開催になってしまいました。
雨季のせいか、ホテル全体でそれほど混雑している様子はありませんでしたが、それでも、私が訪れた晩の公演は、3列ほどのテーブルが満席でした。
『ケチャ』は、「チャッチャッチャッ」とか「ケチャケチャケチャ」と集団で口にしながら、リズムをとります。楽器は一切使いません。
抑揚をつけながら、あるいは雰囲気が高まるところで「うーー っ、やぁっ!」と掛け声を入れたりと、何人もの声がハモるのは、なかなか聞きごたえがあります。
不勉強だったので、当日まで、てっきり声楽の一種だと思っていたのですが、ヒンズーのラーマーヤナをベースにした、ストーリのある舞踏劇でした。
若い女性が連れ去られますが、男性が猿の協力で救い出すというストーリーで、そのシーンに合わせて、皆で声でハーモニーを奏でるのが『ケチャ』でした。
ヒンズーの衣装や舞踊と、ケチャの独特のリズムには、ちょっと自分の居場所を忘れて、引き込まれるものがあります。
なお、食事は、ビュッフェスタイルでした。
サテー(インドネシア風焼き鳥)やエビのグリルなどの他、チャーハン(フライドライス)など、食べきれないほどの種類の料理ががありました。また、量も十分で、料理がなくなることもありませんでした。
豚の丸焼きまであり、ちょっとびっくりしました。
当日は、夜7時会場、8時より1時間ほどの観劇という流れでした。私は、ラウンジスタッフの方のアドバイスに従い、7時半ごろに行って食事をとり、お腹いっぱいになったところで、あとはゆっくりと観劇することができました。
旅行に行くと、その土地の文化に触れたくなりますが、ホテルで気軽に、その機会を得られのは良いなと思いました。
続く。
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